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草の根無償資金協力
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平木場弘人・在青島日本国総領事挨拶


在青島日本国総領事館


本日は、皆様とともに、中日友好曹庄郷第一完全小学校竣工式に出席することができ、大変うれしく思います。

 

貴小学校では、安全の観点から校舎を早急に建て直す必要があり、また教室が不足していたので一部の生徒は外部の教室で授業を受けざるを得ない状況であったと聞いております。そのような状況を改善するため、新しい校舎の建設の支援要請がなされ、2010年度に、日本政府は草の根・人間の安全保障無償資金協力により、学校校舎の建設を支援することを決定し、本日その竣工式が行われることになりました。

 

本プロジェクトにより、児童一人一人が安全かつ快適な環境の中で学習することができるようになります。教育は一人一人の児童にとって、極めて重要です。単県曹庄郷における教育環境の改善のために日本として支援ができたことは我々にとってこのうえない喜びであります。

 

日本と中国が1972年に国交正常化してから41年になりますが、その間、日本政府は一貫して中国との関係を重視し、中国との良好な関係を維持発展させることを希望しています。日本政府は、1979年以来、中国に対して経済協力を実施してきています。援助累計額は2011年度末現在約2190億元にのぼっています。対象も鉄道、道路、港、空港等の基礎インフラ建設や農村開発、環境保全、医療・保健、教育文化等広範囲にわたっています。日本の対中国経済協力は、中国経済と社会の発展促進、国民の生活環境の改善に大きく貢献するとともに、改革開放政策の推進にとって重要な役割を果たしました。また、その一環として、各地の住民に直接裨益するよう、草の根・人間の安全保障無償資金協力を実施してきており、中国全体では1247件、約5.63億元、その内、菏澤市では、小学校3件、衛生院1件の計4件、約223万元実施してきております。これらの支援は正に日本国民から中国国民への友情の証です。

 

本プロジェクトを通じて、中日友好曹庄郷第一完全小学校における教育環境が大いに整備されるだけでなく、日本と中国、日本と菏澤市間の相互理解や友好関係が更に深まることを希望します。中日友好曹庄郷第一完全小学校で学ぶ一人一人の児童が立派に成長されることを祈念して、私の挨拶といたします。

 

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