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平木場弘人・在青島日本国総領事挨拶



尊敬する李栄・山東省外事弁公室副主任様
 尊敬する孫建波・山東省商務庁副庁長様
 尊敬するご来賓の皆様  友人の皆様
 こんにちは


本日は、天皇誕生日祝賀レセプションにご出席頂き、誠に有り難うございます。天皇陛下におかれましては、12月23日に79歳のお誕生日をお迎えになられます。天皇陛下のお誕生日を心からお祝い申し上げます。

 

本年は日中国交正常化40周年です。この40年で、日中間の人の往来、貿易額は、共に数百倍になりました。現在では、多くの中国人が日本を訪問し、日本に住み、多くの日本人が、中国を訪問し、中国に住んでいます。経済、観光、文化、スポーツ、留学、学術など様々な分野で、大変多くの日本人と中国人が交流し、協力しています。日中関係はこのように密接かつ広範であり、両国にとって極めて重要です。

 

この1年を振り返ると、当館としても、また日本側・中国側関係者により、当地においても、いくつかの国交正常化40周年記念行事が行われました。また、日本と山東省との間で様々な交流が行われました。4月には、山口県と山東省との友好省県締結30周年記念行事が盛大に行われました。これらは大変有意義であり、ご在席の皆様を始め、関係者の方のご尽力に深く感謝申し上げます。

 

この1年を振り返るとき、私は、9月に発生した事態に言及せざるを得ません。多数の日系企業に対し大規模な破壊等が行われ、日系企業が甚大な損害を受けました。かかる事態が発生したことは極めて遺憾であります。日系企業は、長年にわたり、雇用や納税等を含め、中国経済の発展に大きく貢献しています。例えば、日系企業は中国で直接・間接合わせて1000万人以上雇用しているといわれています。この席にも多くの日系企業の方がおられますが、駐在されている方は、多くの中国の方と密接に交流し、協力しながら、大変有意義な仕事をしておられます。在留邦人・日系企業が安心して活動できる状況を心から望みます。

 

40周年記念行事の一部は延期になりました。しかし、40周年で最も大切なことは、両国国民が、お互いについて理解を深め、日中関係の重要性について理解を深めることです。私は、より多くの中国人が、日本についての見聞を広げ、もし機会があれば日本を訪問し、ありのままの日本を理解することを望みます。そうすれば、日本に対する見方は変わると思います。戦後日本は一貫して、平和愛好国家として、アジアの平和と繁栄に大きく貢献してきました。また、日本は中国との関係を重視してきており、両国関係の発展に努めてきています。日本はこれまで30年以上にわたるODAの実施など、中国の経済発展を支援してきました。山東省でも青島港、日照港、兖州・日照鉄道など、多くの支援を行ってきています。

 

当館としては、来年も、日本国民と中国国民の相互理解の促進のために、全力を尽くしていきます。ご在席の皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。

 

最後になりましたが、本日ご出席頂きました皆様に改めて感謝申し上げるとともに、日本と山東省との関係の発展、ご在席の皆様のご健勝とご多幸を祈念して、私の挨拶と致します。本日は当地の日系企業の方に日本の食品を提供頂いております。後ほどどうぞ日本の食文化をお楽しみ下さい。また、日本には素晴しい観光地がたくさんあります。会場に日本の観光について紹介するコーナーを設けておりますので、後ほどどうぞご覧下さい。どうも有り難うございました。


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