「東日本大震災追悼・復興レセプション」を開催

平成24年4月16日
 東日本大震災の発生から1年を迎えた3月11日、当館主催で「東日本大震災追悼・復興レセプション」を開催しました。
 「東日本大震災追悼・復興レセプション」では、東日本大震災の発生に際し、多くの山東省の友人の皆様から頂いたご支援に対して感謝の気持ちを表すとともに、被災地の様子及び復興の様子等をパネル等で紹介しました。
 同レセプションの冒頭、東日本大震災の犠牲者に対して出席者一同黙祷を行い、平木場弘人・在青島日本国総領事及び郄晋生・青島市政協副主席が挨拶を行いました。
 また、同レセプションには、日本観光庁/日本政府観光局、茶道裏千家大連出張所、キャノン(中国)有限公司青島支店、山東アジカン食品有限公司、新日清製粉食品(青島)有限公司、全日空株式会社青島支店、青島イオン有限公司、青島緑心食品有限公司にご協力頂きました。この場をお借りして、「東日本大震災追悼・復興レセプション」の開催にあたり、ご協力・ご尽力頂いた全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 

平木場弘人・在青島日本国総領事挨拶

尊敬する郄晋生・青島市政治協商会議副主席、
ご来賓の皆様、
こんばんは。

 
 一年前のきょう、未曽有の東日本大震災が発生し、多くの国民の生命、財産に多大な被害を与えました。また、多くの方々が今も困難と戦っておられます。

 大震災に見舞われた日本国民に対し、中国の友人の方々から大変暖かいお見舞いと心からのご支援を頂きました。ここ青島におきましても、当時の夏耕市長が自ら当時の齋藤総領事に対しお見舞いいただいたのをはじめ、多くの友人の皆様から心からのお見舞いとご支援を頂きました。まさに「まさかの友こそ真の友」であり、中国、山東省、青島の友人の皆様の暖かい友情を心から感じました。改めて心から感謝申し上げます。

 震災から1年たち、日本の復興は着実に進展しています。一部の規制地域を除いて、日本の殆どの地域は、安心してビジネス、観光、留学に来て頂ける状況にあります。是非とも、日本を訪問して頂き、震災に負けない、元気な日本の姿を直接感じて頂きたいと思います。

 震災後、被災地の人々を含む多くの日本国民が風評被害に苦しんでおります。当地においては、震災の発生後、我が国の農産品や食料の輸入制限措置がとられております。是非とも、我が国の現在の状況、日本産品の安全性などにつき、最新の状況を理解頂き、一日も早く規制が緩和されますよう、皆様のご支援を得たいと思います。

 我が国は東日本大震災を機に、中国を含む国際社会から様々な支援を頂きました。こうした支援に応えるためにも、我が国は人間の安全保障の実現、地球規模の諸課題の解決に向け、国際協力を積極的に進めていきたいと考えております。

 また、大震災や原発事故から得られた知見や教訓を国際社会と共有していくとともに、震災被害からの復興•再生、防災、グリーン経済への移行、少子高齢化、高いレベルの経済連携などの諸課題の解決に対し、世界にモデルを示していきたいと考えております。

 本日は皆様に震災に負けない元気な日本を再発見して頂きたい、日本を訪問して頂きたいとの思いから、日本の文化、「食」、観光などのコーナーを準備しております。どうぞ、この後、日本の魅力を体験して頂きたいと思います。

 最後に、東日本大震災の発生に際しまして中国、山東省、青島の友人の皆様から頂いた暖かいご支援に再度感謝申し上げるとともに、皆様のご健勝をお祈りして私の挨拶とさせて頂きます。