入国制限の見直しに伴う動植物検疫措置の徹底について

令和4年10月21日
日本では海外からの肉製品や果物・野菜等の持込みは法律で厳しく制限されています。日本に肉製品や果物・野菜等を違法に持ち込むと重い罰則(3年以下の懲役又は300 万円以下(法人の場合は5,000 万円以下)の罰金等)の対象になり、悪質な違法持込みと判断され、重い処罰を科せられたケースがあります。
このため、海外から日本へ肉製品や果物・野菜等を絶対に持ち込まないよう、十分にご注意ください。
 
動物検疫については、家畜の重大な伝染病であるアフリカ豚熱が中国をはじめとしたアジア諸国において感染が拡大しており、東アジアでアフリカ豚熱が発生していないのは日本と台湾のみとなりました。また、本年5月以降、インドネシアでは口蹄疫の発生が継続しているなど、依然として我が国への家畜の伝染病の侵入リスクは高い状況です。
植物検疫については、果樹等の重大な病害であるピアス病菌(Xylella fastidiosa)が欧州において、かんきつ類等の生果実の重大な害虫であるミカンコミバエ種群がアフリカ及び中東地域において、発生地域を拡大するなど、海外では病害虫の発生地域が拡大しており、我が国への病害虫の侵入リスクが高まっている状況です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の人への感染の世界的な拡大により、我が国においても感染拡大を防止するため入国制限等の措置がとられておりましたが、10 月11 日以降、入国者数制限の撤廃等により、外国人観光客の受け入れが緩和されることとなりました。
 
このような状況を踏まえ、今後、人や物の動きが活発になっていくことから、動物検疫所及び植物防疫所では、引き続き、入国者に対する畜産物や植物の持込み禁止に関する広報を行うとともに、携帯品及び外国来郵便物による違法な畜産物や植物の持ち込みによって、アフリカ豚熱をはじめとする家畜の伝染性疾病やミカンコミバエ種群などの植物の病害虫が我が国に侵入することがないよう、水際対策を徹底しております。
 
・肉製品などのおみやげについて(手荷物、国際郵便、宅配便としての持ち込み)
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html
・植物にも検疫が必要です。
https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/keikouhin.html
・連絡先(農林水産省動物検疫所/植物防疫所)
http://www.maff.go.jp/aqs/sosiki/address.html
https://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/outline/contact.html
 
〇 動植物検疫関係(畜産物及び植物輸入関係)のリーフレット
(日本語)
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pdf/this-is-a-message-to-you-JP.pdf
(英語)
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pdf/this-is-a-message-to-you-EN.pdf
(中国語)
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pdf/this-is-a-message-to-you-CN-S.pdf
 
〇 動植物検疫関係(検疫探知犬関係)の動画
(日本語)
https://www.youtube.com/watch?v=YR083sB-hyA
(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=6h5IzRVhwY8
(中国語)
https://www.youtube.com/watch?v=nyD5UaPD8ug
 
〇 植物防疫関係(植物輸入関係)のリーフレット
(日本語)
http://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/leaflet/pdf/l_jp-2.pdf
(英語)
http://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/leaflet/pdf/l_en-2.pdf
(中国語)
http://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/leaflet/pdf/l_chk.pdf