斎藤総領事の水産加工工場視察(日照市)

令和6年1月18日
 1月16日、青島市に隣接する日照市に出張中の斎藤総領事は、山東美佳集団(国有企業)傘下の水産加工工場を視察しました。同工場では、マルハニチロ、ニチレイはじめ複数の日本企業が、日本向けに各種の水産加工品を委託生産しています。
 今では日本国内のホテルのバイキング料理、回転寿司チェーン店の多くが、このような中国での水産加工品を活用しています。中でも、日照市はアナゴの水揚げ量がとても多く、日本の回転寿司店が扱っているアナゴの半分は日照産とのことです。
 視察にあたっては、日本と同水準以上の衛生管理が徹底しており、見学者に対しても何重にも衛生チェックがなされているのがとても印象的でした。山東美佳集団の日本企業との関わりは30年に及ぶそうで、十分な信頼関係が構築されている様子でした。
 日本人の食生活が中国と密接に関連しており、その安全性の確保に最大級の配慮がされていることをあらためて確認する良い機会となりました。