東レ青島工場の訪問

令和6年4月23日
 4月18日、斎藤総領事は東麗科技(青島)股份有限公司の工場を訪問しました。同社は人工透析装置及び同装置の外側に取り付ける人工透析用の透析器(ダイアライザー)を製造・販売しています。
 この透析器は約30センチの管状のもので、中に約1万本もの細い特殊な中空状の膜が組み込まれており、まさに人工腎臓の役割を果たしています。
 現在の医療技術では、腎臓の機能が低下し人工透析を開始すると、1回につき約4時間かかる人工透析を週3回、永続的に続ける必要があります。東レ製の製品は、品質が高く、その長い透析時間を安定して機能できる点を強みとしています。
 現在中国で人工透析を要する患者は年間 約84万人(2022年)を数えるそうです。日本製の優れた技術が、より多くの透析患者さんの透析治療の改善に繋がることを期待しています。