日韓越境ECセンターへの訪問

令和6年4月29日
 4月26日、斎藤総領事は青島市西海岸新区にある日韓越境ECセンター(中文:日韩跨境电商中心)を訪問しました。
 同新区の膠州湾に面した一画は、山東省自由貿易試験区の青島エリアとして、様々な名称の下に経済開発が進められています。
 その中の一つに「中日韓消費専区」と呼ばれるプロジェクトがあります。地理的な優位性を生かし、青島市が日本や韓国とのビジネス窓口としての機能を果たすべく、2021年頃から準備が進められているものです。
 このプロジェクトの中核となるのが、「日韓商業タウン」(中文:日韩商务城)、「日韓サービス貿易ポート」(中文:日韩服贸港)及び「日韓越境ECセンター」の3カ所で、そのうち日韓越境ECセンターが既に稼働しています。
 このセンターは、いわゆるアンテナショップとしての機能を果たしており、日本と韓国の各種の生活用品(日用品、医療、化粧品、健康食品等)を低価格、一部は手続きを経て免税で市民が購入できます。中国北部で最大規模の日本商品展示交易所となっていることもあり、青島を訪問する観光客がバスで乗り付けることも多いとのことです。
 現在、日本の180カ所以上の業者と取引があるそうですが、日本製の新商品や地方の特産品をPRするプラットフォームとして活用すべく、検討してみる価値はありそうです。