山東省港口集団の訪問

令和6年6月12日
 6月7日、斎藤総領事は山東省港口集団に李奉利・総経理を表敬訪問するとともに、全自動化されている青島港の埠頭を視察しました。
 山東省は中国の海岸線の6分の1を有し、海洋経済が大変盛んですが、同集団は2019年以来、省内に7カ所ある港湾を全て統括しており、全体の貨物取り扱い量は世界のトップクラスにあります。
 青島港や煙台港は日本の複数の港と友好港の関係にあるほか、多くの日本企業とも協力関係が築かれ、日本と中国の海上物流をがっちり支えています。今年3月には大阪に日本代表所も開設するなど、日本との関係は今後一層深まることが期待されます。
 青島港は中国で最も早く完全自動化を実現した港湾で、広大な埠頭に人影が全く見られず、数々の巨大クレーンやコンテナ積載車が忙しく動き回る様子は、まるで「未来都市」そのものの光景です。「百聞は一見に如かず」。本気で産業のスマート化に取り組む中国の現状をあらためて実感することができました。