プリマハム協力会社の訪問

　8月14日、斎藤総領事は諸城市にあるプリマハムの協力会社 (中文: 山東美好食品有限公司) の諸城工場を訪問しました 。
　プリマハムは日本を代表する食品加工会社の一つです。中国で唯一の資本提供先となるこの諸城工場は1996年に開設され、主に日本の某大手コンビ二向けの焼き鳥を製造しています。
　もともと山東省は鶏肉の輸出量が中国トップという「鶏肉大省」です。中でも諸城市は集団養鶏の草分け的存在で、合弁先の諸城外貿有限責任公司は、鶏肉の対日輸出量が中国全体の1割を占めるほど大きな事業規模を誇っています 。
　工場で数百人のスタッフが手際よく作っていく焼き鳥は、1日10万本にも達するそうです。日本の「焼き鳥文化」にも山東省が大きく貢献していることは、日本 でもまだあまり知られていません。日中間の食文化の相互依存性をあらためて実感するとても良い機会となりました 。