斎藤総領事 酔蓬莱
令和6年8月22日
今般、煙台市蓬莱区を訪問中の斎藤総領事は、蓬莱閣を見学しました。「仙人の住む山」とか「別天地」(中文:仙境) と称される蓬莱は、日本人にとっても曲阜や泰山と並び山東省を代表する観光地として有名です。
渤海と黄海の二つの海を臨む蓬莱閣。美しい海の景色は青島にも似ていますが、歴史と伝説に満ちた多くの建造物とセットになっているせいでしょうか、開放感が溢れる青島と比べると、全体の雰囲気が少し異なるようです。この日は小雨が混じるあいにくの天気でしたが、大勢の観光客で賑わっていました。
煙台という名前は、明の時代に倭寇に備え建造された狼煙台が由来となっており、また蓬莱は紀元前133年に仙人を探し求めて東巡してきた漢の武帝がこの地を訪れた際に命名したとのことで、何れも悠久の歴史の重みを感じます。
蓬莱に伴う「八仙過海」の伝説は、必ずしも日本人に広く知られているとは言えません。しかしながら、8人の仙人が酒に酔って海の仙女をからかったとか、それに怒った仙女をなだめるべく8人が各自の持ち物を使い力を合わせて戦ったといったストーリーは親しみが持てるとともに、チームワークの大切さを重んじる私たち日本人にとっても受け入れられやすい教訓と言えるでしょう。
蓬莱閣と近くの八仙過海景区の見学を終えた総領事は、地元名物の蓬莱ヌードル(中文:蓬莱小面) を食べに向かいました。海鮮の出汁が効き少しねっとりしたスープが特徴の蓬莱小面は、見た目はシンプルなのにとても美味しく、一度口にしたらスープまで一気に平らげることができました。
2か所をまわるだけでも、半日の日程では十分と言えません。近い将来に是非再訪し、あらためてロマン溢れるこの街の魅力に浸りたいと思います。
渤海と黄海の二つの海を臨む蓬莱閣。美しい海の景色は青島にも似ていますが、歴史と伝説に満ちた多くの建造物とセットになっているせいでしょうか、開放感が溢れる青島と比べると、全体の雰囲気が少し異なるようです。この日は小雨が混じるあいにくの天気でしたが、大勢の観光客で賑わっていました。
煙台という名前は、明の時代に倭寇に備え建造された狼煙台が由来となっており、また蓬莱は紀元前133年に仙人を探し求めて東巡してきた漢の武帝がこの地を訪れた際に命名したとのことで、何れも悠久の歴史の重みを感じます。
蓬莱に伴う「八仙過海」の伝説は、必ずしも日本人に広く知られているとは言えません。しかしながら、8人の仙人が酒に酔って海の仙女をからかったとか、それに怒った仙女をなだめるべく8人が各自の持ち物を使い力を合わせて戦ったといったストーリーは親しみが持てるとともに、チームワークの大切さを重んじる私たち日本人にとっても受け入れられやすい教訓と言えるでしょう。
蓬莱閣と近くの八仙過海景区の見学を終えた総領事は、地元名物の蓬莱ヌードル(中文:蓬莱小面) を食べに向かいました。海鮮の出汁が効き少しねっとりしたスープが特徴の蓬莱小面は、見た目はシンプルなのにとても美味しく、一度口にしたらスープまで一気に平らげることができました。
2か所をまわるだけでも、半日の日程では十分と言えません。近い将来に是非再訪し、あらためてロマン溢れるこの街の魅力に浸りたいと思います。
![]() |
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |