多国籍企業経営者青島サミットの開催

令和6年8月30日
 8月28日、青島市内で中国商務部及び山東省人民政府が主催する多国籍企業経営者青島サミットが開幕し、当館からも斎藤総領事が出席しました。同サミットは、山東省で開催される年間イベントとして最大級のものです。
 開幕式では、張慶偉・全国人民代表大会常務委員会副委員長をはじめとする中央・地方政府関係者による挨拶が行われ、三中全会(7月)後に初の開催となる多国籍企業サミットとして、大きな期待が寄せられました。
 続いて行われたセッションでは、各国の著名企業代表者10名による講演が行われ、日本からは石井敬太・伊藤忠商事株式会社社長、今井誠司・みずほフィナンシャルグループ取締役会長、中村邦晴・住友商事株式会社特別顧問の国別としては最多の3名が登壇し、各社の活動内容とともに投資環境としての山東省の優位性などにつき紹介がありました。
 同日午後には、サブフォーラムとして、周立偉・山東省副省長の出席の下、みずほ銀行(中国)有限公司青島分行の主導によるプロモーションイベントが行われ、同行アナリストによる対中・対日投資に関する講演やパネルディスカッションを通じ、日中間の経済交流につき意見交換の場が提供されました。 
 過渡期を迎えている中国経済の中にあって安定的な成長を続ける山東省が、新エネルギー分野を中心に、積極的に外国企業との協力関係を強化しようとしている様子が窺われたのが印象的でした。