陳必昌・東営市長との会見

令和6年8月30日
 8月29日、東営市を訪問中の斎藤総領事は、陳必昌市長と会見しました。1980年代に誕生したばかりの東営市は、黄河が海に流れ入る場所として、渡り鳥が多く飛来する「鳥類の国際空港」として、また油田があることから一人あたりGDPが青島を凌ぎ山東省でトップ、などの特徴で有名です。また広饶県は「孫子の兵法」で有名な孫武の故郷とも言われています。
 会見で陳市長は、これらの東営市の数々の魅力を紹介しつつ、日本との間で往来、経済貿易、民間交流を深めたいとの意向を示されました。また同日に養老分野での日中協力案件がスタートすることを踏まえ、同分野での更なる協力拡大についても期待を示されました。
 斎藤総領事からは、東営市政府が昨年来2度にわたり要人一行を日本に派遣するなど、養老分野における日中協力の実現に向けた積極的な姿勢に敬意を表するとともに、新エネルギーなど他分野でも更に交流が深まることを期待する旨述べました。
 市政府のある東営区の一帯は、オーストラリアの首都キャンベラを思い起こすような、綺麗で整然とした街並みが印象的です。この新しい街の発展に、日本も様々な形で更に貢献できることを期待しています 。
 会見には中国側から王秀鳳副市長他が、日本側から吉川明伸・JETRO青島代表処首席代表及び皆川幸夫次期首席代表(2日前に着任したばかり)、原和隆・医療法人原会副理事長他が同席しました。