全日空青島・日本間の定期路線開通30周年記念イベントの開催

令和6年10月9日
  9月24日、全日空青島支店は、青島・日本間の定期路線開通30周年を記念して、市内ホテルで「全日空ブランド・プロモーション会」を開催しました。日頃実務面でお世話になっている関係各機関から約60名が参加し、当館からは斎藤総領事が出席し挨拶をしました。
 青島市で唯一の日系エアラインである全日空は、青島空港にとって初となる外資系定期航空路線を開通した会社で、第一便は1994年9月7日、青島・大阪便で就航しました。その後、青島空港の歴史とともに歩み続け、多くの人、貨物、そして想いを翼に乗せて、青島・山東省と日本の交流を支えてきました。
 全日空は、当時の岡崎嘉平太社長と周恩来総理の深い信頼関係の下、1972年の両国が国交回復する直前に、日本の航空会社として初となる中国便(チャーター便)を上海に就航させたことが広く知られています。その岡崎社長の中国への熱い思いは、現在に至るまで同社社員に脈々と引き継がれています。2都市から8都市(2019年は11都市)まで拡大した旅客路線とともに、貨物便ではオール中国で年間16万トンもの貨物を取扱い、青島線開港以来、延べ370万人が利用するなど、日中間の人的交流や経済活動の大動脈の一つとして大きな貢献を続けています。
会場では、常木尚隆・青島支店長による歓迎の挨拶に続き、旅客機及び貨物便に関する各種サービスの特徴、旅行社による日本観光モデルプラン等の紹介があり、ビジネスクラスで提供されているメニューの試食会も行われました。
青島便のビジネスクラス・メニューは、青島東方航空食品有限公司が担っています。全日空の中国路線の中でも、まだ往復分の食事を日本側で調達し機内に搭載している場所もある中で、青島便では同社が日本側の厳しい要求基準を満たしているとして、長年にわたり提供を続けているそうです。試食会に際しては、同社の調理責任者・宫成斌氏も挨拶をされ、大きな喝采を浴びました。
   来年は関西万博も開催されます。これを機により多くの中国の皆さんが日本の魅力を再発見されることを、また30周年迎えた全日空青島便がその架け橋として更に大きく貢献されることを期待しています!