潍坊市における川崎重工業の挑戦
令和6年10月28日
10月17日、潍坊市を訪問中の斎藤総領事は、川崎重工業の現地法人 (中文: 川崎能源装備科技(山東)有限公司。以下、川崎能源)とそのパートナ―企業である潍坊市能源集団有限公司を訪問しました。
2021年に設立された川崎能源は、中国で川崎重工業製のガスタービン発電設備の販売、設置及びアフターサービスを行っています。
通常の国家電力を使用する場合、実際の 顧客に届く際のエネルギー効率は5割程度です。他方、このガスタービン設備を用いたコージェネレーションシステムでは、ガスタービンからの排熱を再利用することにより、エネルギー効率が85%を超え大きく改善されます。
更に、川崎能源が取扱う中小型ガスタービン設備は、工業地帯などの特定エリアを対象とした分散型発電として活用され、電気と熱エネルギーを地産地消することにより、エネルギーの配送ロスを無くすことから、今後、このような分散型発電が注目されると見込まれます。
現在、川崎能源と潍坊市能源集団有限公司は、潍坊市政府の支持の下、寒亭区陽家埠旅行開発区の19平方キロを対象に、地域全体の電力を従来の国家電力から分散型電力に切り替える試験プロジェクトに取り組んでいます。コロナなどの影響を受け遅れていた作業も、ようやく動き出す準備が進み、順調に行けば来年中の完成が見込まれるとのことです。
新エネルギー分野への転換へ積極的に取り組む山東省において、一つの挑戦といえる今次プロジェクトが所定の成果を出し、分散型発電と川崎重工業のガスタービン能力への関心が全国的に高まることを期待したいと思います。
2021年に設立された川崎能源は、中国で川崎重工業製のガスタービン発電設備の販売、設置及びアフターサービスを行っています。
通常の国家電力を使用する場合、実際の 顧客に届く際のエネルギー効率は5割程度です。他方、このガスタービン設備を用いたコージェネレーションシステムでは、ガスタービンからの排熱を再利用することにより、エネルギー効率が85%を超え大きく改善されます。
更に、川崎能源が取扱う中小型ガスタービン設備は、工業地帯などの特定エリアを対象とした分散型発電として活用され、電気と熱エネルギーを地産地消することにより、エネルギーの配送ロスを無くすことから、今後、このような分散型発電が注目されると見込まれます。
現在、川崎能源と潍坊市能源集団有限公司は、潍坊市政府の支持の下、寒亭区陽家埠旅行開発区の19平方キロを対象に、地域全体の電力を従来の国家電力から分散型電力に切り替える試験プロジェクトに取り組んでいます。コロナなどの影響を受け遅れていた作業も、ようやく動き出す準備が進み、順調に行けば来年中の完成が見込まれるとのことです。
新エネルギー分野への転換へ積極的に取り組む山東省において、一つの挑戦といえる今次プロジェクトが所定の成果を出し、分散型発電と川崎重工業のガスタービン能力への関心が全国的に高まることを期待したいと思います。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |