下関市小学生による青島市訪問

令和6年11月4日
 今年、友好関係45周年を迎えた下関市と青島市は、7月の前田市長の来訪以後も活発に交流が続いています。10月12日から16日にかけては、下関市内の小学生10名及び校長1名で構成される派遣団が青島市を訪問しました。本事業は、小学生に文化や生活環境等の違いを肌で感じてもらうことを目的として毎年行われていたものですが、コロナ禍を経て、今年ようやく再開されました。
 一行は、青島市教育局への表敬訪問のほか、当地の小学校を訪問し、スポーツやミニゲームを通じて現地の小学生と親睦を深めました。
 また市内見学では、下関市と縁のある2カ所を訪問しました。まず青島市人民代表大会常務委員会の前庭には、友好都市締結時と今年に植樹された記念樹があります。青島市の数ある友好都市の中で、下関市との記念樹だけが2本もあることを知り、一行は驚きとともに誇りを感じたようです。
 次の水族館「海洋極地世界」では、過去に下関市の水族館「海響館」からイルカが送られました。そのイルカは既に亡くなっていますが、現在はその子どもが飼育されているとのことです。
 一行はさらに当館を訪問し、吉田首席領事をはじめとする館員と交流を行い、外交官の仕事や山東省・青島市に対する理解を深めるとともに、中国人職員による即席の中国語レッスンを受け、中国語への関心を高めました。
 長年にわたり続いている下関市と青島市との青少年交流には、あらためて敬意を表します。今回の派遣団に参加した子供たちが、将来、日中間の友好の架け橋として大きく成長してくれることを期待しています。当館は山東省を舞台とする民間レベルでの様々な日中交流活動を応援しています!