オタフクソース青島工場の訪問

令和6年11月21日
 11月19日、斎藤総領事はオタフクソース(Otafuku Source Co.,Ltd.)の青島工場 (中文: 大多福食品 (青島) 有限公司) を訪問しました。創業100年を超えるオタフクソース社は、日本のソース業界でトップ・シェアを誇る企業で、青島工場は同社初の海外工場として2012年に開設されました。
 お好み焼きをこよなく愛する企業(本社は広島県)ということもあり、中国にもお好み焼きを広めるべく専用ソースの開発と販売に積極的に取り組んでいるほか、焼肉、火鍋、麺食系など中国の食文化に適した各種の複合調味料も生産しています。原料には紅枣、りんご、ニンニクなど山東省産もたくさん使われています。
 日本ではオタフクソースはお好み焼きのほか、たこ焼きや焼きそばにも愛用されています。また日本語の「お多福」は、古くから庶民的な日本女性の顔の愛称として親しまれており、同社のトレードマークにも採用されています。斎藤総領事も幼い頃から、オタフクソースの味とともにそのトレードマークに慣れ親しんできました。
 中国では、既にたこ焼きは広く普及しつつある上、小麦文化の山東省では煎餅を食べる習慣があるため、お好み焼き以外にもオタフクソースが受け入れられやすい素地はあるように思われます。当地のより多くの皆さんに、中国風とは一味違う日本風ソースの魅力が伝わるとともに、「オタフク」マークへの認知度が高まることを期待しています。