宮崎市長への表敬訪問

令和6年12月2日
 11月22日、一時帰国中の斎藤総領事は、宮崎県の県庁所在地•宮崎市を訪問し、清山知憲市長と会見しました。宮崎市にも「青島」(日本名は"Aoshima“)という名の観光地があり、青島市との間では2019年に経済協力パートナーに関する覚書が締結されています。
 覚書が締結された直後にコロナ禍が始まったこともあり、本格的な交流はこれからという状況ですが、「青島」、「海•山•美食」という共通のキーワードを生かした今後の各種交流の発展が期待されます。会見では斎藤総領事から、日本人の視点から見た山東省や青島市の魅力や交流の意義について紹介し、清山市長からも両市のパートナーシップ関係の活性化や青島市訪問への関心や期待が示されました。
 斎藤総領事はその後、宮崎市の国際政策担当部門や市の観光協会関係者との間で、具体的な交流の可能性等につき意見交換を行いました。例えば、既に関係者の相互訪問が行われている両市のビール祭り。もし宮崎市でのビール祭り期間中、本場と同様に豊富な種類やビニール袋を使う独自な飲み方で青島ビールを味わうことができれば、より多くの来訪者を惹きつけ、青島市や山東省、ひいては中国への関心も高まるのではないでしょうか。
 同様に、青島市でのビール祭りで宮崎や日本各地の地ビールを紹介できれば、中国の皆さんに対し日本の地方旅行の新しい楽しみ方をPRすることにつながると思います。
 奇しくも会見の当日、コロナ後停止されていた日本人の中国への短期ビザの解禁が発表されました。これを機に、日本から近いという利点を生かし、多くの日本人が青島や山東省を訪問し、コロナ後の中国との新たな付き合い方にヒントを得ることを期待しています。当館としても、その橋渡し役としての機能をしっかり果たせるよう、今後とも尽力していきたいと思います。