シンワの威海工場の訪問
令和7年4月3日
3月26日、威海市を出張中の斎藤総領事は、シンワ株式会社の威海工場一つ(中文: 山東新高工業有限公司)を訪問しました。同社では不織布技術を生かした自動車空調用フィルターを製造しています。
愛媛県四国中央市は伝統的に製紙産業が盛んです。1957年に同市で製紙会社として誕生したシンワは、1966年より当時はまだ世界的にも珍しかった不織布の開発に取り組みました。その後、独自に開発した6種の製造技術を使い、原料開発から製造・販売までをグループ企業内の一貫体制で行うことのできる稀有な不織布メーカーとして名が知られるようになりました。シンワの海外生産拠点は、1994年に山東省内の臨沂市(費県)に縫製工場を設立したのが最初で、2010年に威海市に設立した山東新高工業は2か所目となります。
同工場では顧客のニーズに合わせ、原材料の選択から開発、製造までを徹底した日本式管理の下に行っており、その技術は埃の捕集効率や耐久性の面で他社製を圧倒しています。製品の80%が韓国や日本などへの輸出向けで、EV車への移行という時代の流れの中でも受注業績は着実に伸びているそうです。
不織布の応用範囲はフィルター類に留まらず、マスクなどの医療用品、ウェットティッシュなどの生活用品、フェイスマスクなどの化粧用品等と幅広く、その可能性はまだまだ前途有望です。山東新高工業製の自動車空調用フィルターを皮切りに、中国の不織布産業でもシンワ・ブランドがより大きな輝きを放つことを期待したいと思います。
愛媛県四国中央市は伝統的に製紙産業が盛んです。1957年に同市で製紙会社として誕生したシンワは、1966年より当時はまだ世界的にも珍しかった不織布の開発に取り組みました。その後、独自に開発した6種の製造技術を使い、原料開発から製造・販売までをグループ企業内の一貫体制で行うことのできる稀有な不織布メーカーとして名が知られるようになりました。シンワの海外生産拠点は、1994年に山東省内の臨沂市(費県)に縫製工場を設立したのが最初で、2010年に威海市に設立した山東新高工業は2か所目となります。
同工場では顧客のニーズに合わせ、原材料の選択から開発、製造までを徹底した日本式管理の下に行っており、その技術は埃の捕集効率や耐久性の面で他社製を圧倒しています。製品の80%が韓国や日本などへの輸出向けで、EV車への移行という時代の流れの中でも受注業績は着実に伸びているそうです。
不織布の応用範囲はフィルター類に留まらず、マスクなどの医療用品、ウェットティッシュなどの生活用品、フェイスマスクなどの化粧用品等と幅広く、その可能性はまだまだ前途有望です。山東新高工業製の自動車空調用フィルターを皮切りに、中国の不織布産業でもシンワ・ブランドがより大きな輝きを放つことを期待したいと思います。
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