ハイアール集団の訪問

令和7年4月9日
   4月8日、斎藤総領事はハイアール集団に周雲傑董事長を表敬訪問し交流しました。
   青島市の一冷蔵庫製造会社からスタートしたハイアールは、中国の経済成長と歩調を合わせるかのように約40年の間に大きく発展し、昨年まで16年連続で大型家電の販売数で世界トップの地位を占め続けるまでに至っています。
   日本との関係でも、2002年に三洋電機と協力関係を結んで以来、順調に成長を遂げ、今では業務用洗濯機の業界で日本国内の最大シェアを誇る存在です。長年にわたり海外ブランドへの抵抗感が強かった日本の家電業界で、何れも青島企業であるハイアールとハイセンスが共にその「常識の壁」を破り、中国ブランドの評価を高めたのはとても興味深いと言えます。
   現在ハイアール集団は、従来の家電メーカーからスマート化社会に貢献するプロバイダー企業へと転換を試みています。スマート化技術のスピードが早い中国は、日本にとっても学ぶべき点が多く、また日本の技術力を生かせる余地も大きいように思われます。
   周董事長の後ろの壁には、「More Creation, More Possibilities」(中文: 以無界生態共創無限可能)のモットーが記されていました。無限の可能性に向け、ハイアールと日本との協力関係も更に大きく発展することを願わずにいられません。