アルフレッサ ファーマ社青島工場の訪問
令和7年4月16日
4月9日、斎藤総領事はアルフレッサ ファーマ社の青島工場(中文: 青岛耐丝克医材有限公司)を訪問しました。アルフレッサ ファーマ社は日本における医療用医薬品卸売業界の売上高第1位であるアルフレッサ(Alfresa)ホールディングスのグループ企業で、医薬品、診断薬や医療機器等の研究・製造・販売を行っています。
同社の海外唯一の生産拠点で1996年に開設された青島工場では、手術用の縫合糸を製造しており、NESCO(中文: 耐丝克) ブランドとして販売しています。当初は製品の全てが日本向けでしたが、2000年代から中国市場にも販売するようになり、珍しい黒加工した手術針でその名を高め、今では同社の中国国内向けのシェアが約7割を占めるに至っています。
縫合針におけるブラック加工は手術室の明るい照明の中で針が反射しないようにとの配慮によるものですが、他にも同工場では日本品質の維持にこだわり、コーティング技術や糸の持続性に優れたNESCOブランドは中国の業界内でも高く評価されつつあります。
工場内では、細い手術針に糸を取り付けるミクロの世界の作業を、大勢の従業員が手際よく手作業で行っていました。見ているだけで目が痛くなりそうな、まさに「匠」の技と言えますが、関係者によれば機械化するより手作業の方が効率が良いとのことです。日本のみならず中国の医療現場でも、外科医の力強い味方として、青島発のNESCOブランド商品の活用範囲が今後更に広がることを期待したいと思います。
同社の海外唯一の生産拠点で1996年に開設された青島工場では、手術用の縫合糸を製造しており、NESCO(中文: 耐丝克) ブランドとして販売しています。当初は製品の全てが日本向けでしたが、2000年代から中国市場にも販売するようになり、珍しい黒加工した手術針でその名を高め、今では同社の中国国内向けのシェアが約7割を占めるに至っています。
縫合針におけるブラック加工は手術室の明るい照明の中で針が反射しないようにとの配慮によるものですが、他にも同工場では日本品質の維持にこだわり、コーティング技術や糸の持続性に優れたNESCOブランドは中国の業界内でも高く評価されつつあります。
工場内では、細い手術針に糸を取り付けるミクロの世界の作業を、大勢の従業員が手際よく手作業で行っていました。見ているだけで目が痛くなりそうな、まさに「匠」の技と言えますが、関係者によれば機械化するより手作業の方が効率が良いとのことです。日本のみならず中国の医療現場でも、外科医の力強い味方として、青島発のNESCOブランド商品の活用範囲が今後更に広がることを期待したいと思います。
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