青島ビール博物館の訪問

令和7年4月16日
 先日、斎藤総領事は久しぶりに青島ビール博物館を訪問しました。シニア世代の日本人の習性なのか、「桜が咲くとお花見と称しての宴会だ!」と自然に体が反応してしまうようです。さすがに中国ではそういうわけにいかないので、ついつい博物館に足が向いた次第です。館内はいつもどおり大変な混雑ぶりでした。
 中国初のビール工場は1900年にロシア人により開設されたハルピンビールだそうです。それに次いで1903年にドイツ人により製造が始まったのが青島ビールですが、その後の目覚しい成長ぶりは皆さんご存知のとおりです。現在、山東省はビールの生産量・消費量ともに国内トップを誇りますが、青島ビールはその牽引役を担っているだけでなく、雪花、燕京とともに国内ビール生産量のトップ3の地位を占めています。国内ビールのブランドは数百種に及ぶそうですが、この3ブランドで全体の8割を占めるそうです。
 日本国内では、「中国のビールは青島ビールだけ」と思っている人も多く、特に中華レストランでは定番となっています。でも通常は1種類しか目にしないので、多くの日本人は実際に青島に来ると、まず青島ビールにも種類が豊富なことに驚き、また現地だからこそ堪能できる美味しさに感動します。
 博物館見学ルートの最後はビアホールです。ビール好きにとっては6種の青島ビールの飲み比べセットは必須アイテムです。串焼きを頬張りつつ青島ビールを堪能すると、青島ライフの醍醐味を実感することができます。
 これでウォーミングアップは十分できました。次はいよいよ8月の青島ビール祭りです。今度は熱気溢れる巨大なビアホールで、皆さんと青島ライフの醍醐味を共有できるのを楽しみにしています。酒鬼快乐!