青島航空の名古屋便就航

令和7年5月13日
 4月30日、青島航空の青島・名古屋便が就航しました。就航便の離陸を前に青島膠東国際空港エプロンで記念式典が行われ、青島航空からは辛曉東董事長や機長などの関係者が、また当館からは斎藤総領事が出席し、皆で就航を祝いました。また日本側(中部国際空港)でも、到着時に放水アーチによる歓迎式典が行われました。
 コロナ禍が明けて数年が経ちますが、航空業界では機材やグラウンドスタッフ等の不足という問題が依然として残っており、山東省と日本との間の路線数もまだ75%の回復に留まっています。経済交流や文化交流を活性化する上でも、まずは1日も早いコロナ前の状況への回復が望まれます。
今回の名古屋線の就航は、青島航空にとり大阪便に次ぐ2本目の日本路線となりますが、日本の他都市への新規就航も視野に入れているとのことで、近くまた朗報が期待できるかもしれません。同社は運航開始が2014年とまだ歴史が浅いにも関わらず、今では青島と日本の交流においてかけがえのない存在になろうとしています。
 青島航空の尾翼には、青島市の花である椿がモチーフとして描かれています。青島航空の日本路線の拡充によって、このシンボルマークへのなじみが増すとともに、青島の名前と魅力がより多くの日本人に伝わることを期待したいと思います。