2025山東省文化観光産業高品質発展大会の開催

　2025山東省文化観光産業高品質発展大会が4月24日に徳州市内の楽陵市で開催されました。今年で6回目を迎える本大会の開幕式には、林武・山東省党委書記をはじめとする省政府幹部や世界観光機関代表、当地外交団、国内外の旅行関係者等約200名が出席し、当館からは福田副領事が参加しました。
　開幕式では、文化観光プロジェクトの調印式やインバウンド観光パートナー認定証の授与式、「おもてなし山東・斉魯1号」観光列車をテーマとした山東省の観光PRパフォーマンス等が行われました。日本からも旅行会社が同大会に出席しており、パートナー認定を受けました。これを機に観光分野における日中交流が一層深まり、旅行を通じて両国間の相互理解がより促進されることを期待しています。
　また翌25日には、徳州市外事弁公室の主催による同大会参加者を対象にした当地見学ツアーが行われ、中国金絲小棗文化博物館や泰山体育産業集団、楊安鎮調味品博物館等を訪問しました。中国金絲小棗文化博物館では、「徐福は日本への渡航前に棗の木を2本を選び、1本を楽陵に植え、もう1本を日本に栽培した」という徐福エピソードを発見したほか、泰山体育産業集団はこれまで東京を含む8回のオリンピックにおいて競技設備の提供を行っており、来年愛知県名古屋市で開催される第20回アジア競技大会にも関与されるようです。このような活動は、徳州市の特徴や日本との関係性について理解を深めることができ、今後も山東省各地で実施されるイベントに積極的に足を運び、日中交流の可能性を探っていきたいと思います。