斎藤法雄・初代青島総領事との懇談

令和7年6月16日
 先日、一時帰国中の斎藤総領事は、2009年の当館開設当時に総領事を務められた斎藤法雄氏を訪問しました。斎藤氏はその後、広州総領事、マーシャル諸島共和国大使を経て退官され、現在は東京都文京区にある日中学院で学院長を務めています。
 両斎藤総領事は同姓ながら親戚関係はないものの、出身地 (群馬県)や卒業した高校も同じで、青島や山東省が結ぶ縁をお互いに感じています。斎藤氏は青島在勤時の写真や思い出の品々を大切に保管しており、懇談では当時の様子を偲びつつ、今も昔も変わらない「好客山東」の話題で盛り上がりました。斎藤氏から皆さん宛に以下のメッセージを預かりましたのでご紹介します。
 皆さん、こんにちは。私は昨年2月より日中学院の第9代学長に就任しました。外務省に入省してから退職するまでの43年間の外交官人生のうち、中国での勤務は延べ25年になります。2009年に青島総領事館の初代総領事を務めたこともあり、特に青島には多くの思い出があり友達の輪を広げてきました。娘も青島大学に一年間留学するなど、家族も皆中国が大好きです。
 日中学院は、日中両政府の共同事業である公益財団法人・日中友好会館に附設する専修学校です。日中国交が正常化する20年以上前の1951年に中国語講習会を始め、1986年には中国人留学生のための日本語学科を設置し、現在まで74年間の長い歴史を有する伝統校です。学院では、優秀な講師陣と質の高いカリキュラム、3万冊以上の書籍や視聴覚機材を有する学習環境を整えています。
 思い出深い勤務地である青島・山東省の若い皆さんを、一人でも多く当学院の生徒としてお迎えし、お会いできることを期待しています。