青島国際ビール祭に行ってきました!

令和7年8月13日
 8月9日、斎藤総領事は同僚数人と、青島ビール祭りのメイン会場である西海岸新区金沙灘ビール城に行ってきました。7月の開幕式以来の再訪です。やはり青島で生活している以上、年に一度はこの雰囲気を体験せずにはいられません。メンバーには今年が 「ビール祭りデビュー」という人も参加しています。朝から続いていた大雨は、幸いにも私たちが到着する夕方にはほぼ止み、気分が高まります。
 入場後、まずは定番の「乾杯ゲート」での記念撮影。まだ明るいせいか屋台も準備中が多かったので、見学もそこそこに食事の会場探しを始め、いくつかある主要ブランドのビアホールを見た結果、結局青島ビールが運営する「青島1903」に入りました。巨大ジョッキでご当地ならではの原浆ビールを楽しみつつ食事を味わっていると、あっという間に広いホール内は満席です。18時にショーが始まると、耳をつんざく大音量で途切れなく続く音楽のせいで、隣人の声さえ聞こえなくなります。中にはNarutoの主題曲を日本語で歌うボーカルグループもいて、とにかくこの時間帯は会場内は大盛り上がりです。
 食事を終え爆音の空間から解放されると、既に周囲は綺麗にライトアップされ、屋台も賑わっていました。今年は長さ1メートルもある串焼きが人気を集めていました。また散策の途中でヤクルトの屋台を見つけました。会場内に日本商品の屋台は極めて珍しいので、ぜひ頑張ってほしいものです。土産を購入し、20時からの花火を見届け、帰宅の途につく頃には満月の光に見送られる形となり、今回のツアーは無事に終了しました。
 このビール祭り、どうやら訪問客の大半は地元以外からのようです。ビアホールを含め会場内には子供連れの家族も多く見られ、単なる「酒好きの 集い」ではなく全世代が楽しむことができるテーマパークの雰囲気が大きな 魅力となっています。この時期「青島ビール祭り」は青島市内だけでなく、全国70都市以上で開催されているとのこと。ビールの生産量・消費量ともに全国1位という山東省の実力に加え、今の中国の発想力と活力も実感できる貴重な機会でした。