中日韓産業協力発展フォーラムの開催

令和7年9月15日
9月11日、潍坊市で「2025中日韓産業協力発展フォーラム」の開幕式が開催され、当館から斎藤総領事が出席しました。
 日中韓の三か国は、互いに海を挟んだ隣国関係にある上、今では世界GDPの2割を越す経済規模を享受しています。相互協力の枠組みができたのは1999年で、その事務局は韓国のソウルに2011年に設立されました。
 潍坊市の中日韓産業発展フォーラムは、2015年から毎年開催されており、今年11回目を迎えました。開幕式には、李熙變・中日韓協力事務局事務局長、宋軍継・山東省副省長、劉運・潍坊市党委書記をはじめ、三か国の各界から約200名が出席しました。
 山東省は三か国協力を実践しやすい地理的優位性があるほか、多くの産業クラスターが整っているため、様々な協力関係を推進しやすい環境に恵まれています。複雑化する国際環境の下、地球温暖化や高齢化などの深刻な問題を共有する私たちにとり、お互いの協力促進は自然の流れであるだけでなく、待ったなしの緊急課題とも言えます。
 本フォーラムが、これまでの実績を踏まえ、特に相互協力の要となるべき経済貿易の分野において、対話の場からアクションプラン検討の場へと成長し、山東省が自他ともに認める「日中韓協力のモデル地」として広く認知されるためのエンジン役を果たすことを期待しています。