小樽市長による青島市訪問

令和7年10月28日
  10月8日から11日にかけて、迫俊哉・小樽市長一行が港湾分野を含む交流促進を目的に青島市を訪問し、高健・副市長との会見や当地企業視察等を行いました。
 小樽市は人口10万人の港湾都市です。中国との間では、2002年から定期コンテナ航路が就航しており、青島、大連、上海に寄港し、家具や家電、生活用品を日本に輸出しています。今年の6月には、一時帰国中の斎藤総領事も小樽市を訪問し、迫市長と意見交換を行ったところでした。
 高健副市長との会見では、副市長から同市の観光都市としての魅力、産業都市としての特徴などについて紹介を受けるとともに、両市間の交流促進について活発な意見交換を行いました。また当地滞在中に市長一行は、青島レイフォーコンテナインダストリーやハイセンス、ハイアールといった現地企業を見学したほか、青島港の全自動コンテナターミナルを訪問し、同市を代表する企業が有する先進的な技術や取組を直接目にし感銘を受けた様子でした。さらに当地日系企業関係者との意見交換を通じ、日本企業の視点から見た当地が持つ優位性への理解を深めました。
 観光都市でもある小樽市は、より多くの青島市民の来訪を期待するとともに、青島市との交流を深めていきたいとの意向です。地方交流は日中関係を支える重要な柱の一つです。当館としては、今後とも山東省と日本の地方都市間の各種交流促進に向け、引き続き積極的に支援していきたいと考えています。