明治機械の徳州工場の訪問
令和7年11月26日
11月13日、徳州市に出張中の斎藤総領事は、明治機械の現地工場 (中文: 明治機械 (徳州) 有限公司) を訪問しました。創設が1899年と100年企業である明治機械は、粉砕機をはじめとする製粉・飼料用機械を製造する日本有数のメーカーの一つです。日本初のロール式製粉プラントを制作したことで知られています。
明治機械にとり今でも海外唯一の生産拠点である徳州工場は、2005年に開設され今年20周年を迎えました。同工場では製粉機用のロールを製造しており、大部分を中国国内向けに出荷しています。山東省や周辺地域は国内を代表する小麦の産地であり製粉業者も多いのですが、国内の製粉市場は現在、生産能力が過剰の状況にあるとのことです。明治機械の徳州工場でも、本来の生産能力に届かない状況が続いていることから、現在新たな販路や応用範囲拡充の可能性を探っているそうです。
工場の視察では、丸鋼や銑鉄等多種の原材料を混合し、鋳造と加工工程を通じて原料として、高品質のロールが製造されていることを知りました。日本製の製粉機は、今でも中国他社製と比べると不良品率の低さなど質の面で優位性があるそうですが、その違いはこのような細かな気遣いの積み重ねから生まれているのかと思いました。
同工場には現在、日本人の駐在員はおらず、総経理をはじめとする複数の日本への技能実習経験者により運営されています。技能実習生としての経験が中国における日本企業の活動に生かされている好例としても、明治機械の今後の事業発展を期待したいと思います。
明治機械にとり今でも海外唯一の生産拠点である徳州工場は、2005年に開設され今年20周年を迎えました。同工場では製粉機用のロールを製造しており、大部分を中国国内向けに出荷しています。山東省や周辺地域は国内を代表する小麦の産地であり製粉業者も多いのですが、国内の製粉市場は現在、生産能力が過剰の状況にあるとのことです。明治機械の徳州工場でも、本来の生産能力に届かない状況が続いていることから、現在新たな販路や応用範囲拡充の可能性を探っているそうです。
工場の視察では、丸鋼や銑鉄等多種の原材料を混合し、鋳造と加工工程を通じて原料として、高品質のロールが製造されていることを知りました。日本製の製粉機は、今でも中国他社製と比べると不良品率の低さなど質の面で優位性があるそうですが、その違いはこのような細かな気遣いの積み重ねから生まれているのかと思いました。
同工場には現在、日本人の駐在員はおらず、総経理をはじめとする複数の日本への技能実習経験者により運営されています。技能実習生としての経験が中国における日本企業の活動に生かされている好例としても、明治機械の今後の事業発展を期待したいと思います。