第23回「山口銀行杯」日本語弁論大会の開催

令和7年11月27日
 11月15日、青島市内で、山口銀行、青島市外事弁公室及び青島市教育局の共催により、第23回「山口銀行杯」日本語弁論大会の決勝戦(大学生の部)が開催されました。
 この大会は、山口銀行の本店が青島と友好都市関係にある下関市に所在する縁から、1992年に開催されて以降30年以上にわたり、市内の学校で日本語を学習する者にとり、その実力を競う最高の舞台として大きな役割を果たしています。
 当日は、日本語科を有する大学・専門学校13校から選抜された代表者が、各自の視点や熱意が盛り込まれた魅力的かつレベルの高いスピーチ合戦を繰り広げました。特に3~4年生の場合は、スピーチの15分前にテーマが知らされ、3分以内のスピーチにまとめるという高い難易度の中で、何れも見事な内容が披露され、日頃から日本語学習に真剣に取り組んでいる姿勢が見受けられました。
 本大会には、王祥瑜・外弁副主任や宋洁・教育局副局長、当館の斎藤総領事が来賓として出席したほか、山口フィナンシャルグループの椋梨敬介社長も日本からけけつけ、ハイレベルの熱戦を間近で観戦し、感銘を受けていました。同グループの社長がこの弁論大会に出席されるのは、コロナを挟み6年ぶりとのことです。当館としては、今後とも「山口銀行杯」が青島の日本語学習者が目指す最高の目標であり続けるとともに、本大会の参加者が将来、下関市と青島市、ひいては日本と中国の友好の架け橋となってくれることを願っています。