レジーナの中国拠点の訪問

令和8年1月29日
 1月23日、斎藤総領事はレジーナの中国生産拠点(中文:青島山麗髪制品有限公司、以下「山麗」)を訪問しました。1969年創設のレジーナは、理美容学校向けモデルウイッグの総合メーカーとして有名で、日本国内でそのシェアは最大規模を誇ります。
 レジーナは青島の新華錦集団との付き合いも1979年からと長く、山東省内で最も早く日中貿易を始めた企業の一つと言われています。1995年からは同集団の子会社で人工かつらの大手メーカーである海川工芸髪制品有限公司と合弁会社「山麗」を設立しました。その工場で製造した、人毛を使用した高級教習用ウィッグの完成品は直接日本国内で販売され、半製品は日本国内のレジーナ工場に送られ再加工されます。。
 「山麗」工場では、長江流域など南方地域から調達した長さ30センチ程度の人毛を、マネキン頭部に植毛する作業を見学しました。一つのマネキンには約10万本の植毛が必要ですが、頭部の位置により植毛する角度が微妙に異なることもあり、機械化は困難で作業は全て人の手で行っているため、完成までには2日間を要するとのことでした。
 レジーナにとって「山麗」は海外で唯一の生産拠点となります。中国の改革開放から間もない時代から中国に着目し、様々な困難を乗り越えながら40年以上にわたり同一企業と交流が続いていることは、双方に深い信頼関係があってこその賜であり尊敬に値します。
 その間には、日本でも様々なヘアスタイルのブームの変遷がありましたが、これら技術を支える理美容学校の教材作りに青島の貢献があったとは驚きでした。当館としては今後とも、このような目立たない分野でも日中間で密接な友好信頼関係を築いている分野にもしっかりと光をあてていきたいと考えています。