三菱ケミカルの青島拠点の訪問
令和8年5月7日
4月23日、平度市 (青島市) に出張中の斎藤総領事は、三菱ケミカルの生産拠点を訪問しました。1933年創業の同社は、総合化学メーカーとして売上高が日本一を誇ります。
三菱ケミカルグループとして中国に24か所ある拠点のうち、自動車用リチウム電池の負極材の製造を担っているのが、2010年に平度市に設立された青島菱達化成有限公司と青島雅能都化成有限公司の2社です。前者が原料となる黒鉛を半加工状態まで製造し、後者がそれを使い負極材を最終製品化しています。と言っても両社の製品はともに黒い粒子であり、外見上は違いがほとんど分かりません。
EV車の需要拡大とともにリチウム電池の各種技術も大きく発展してきました。そのような状況下、三菱ケミカルは2023年に球形化と呼ばれるプロセスを独自技術により高度化することに成功します。これにより従来型より充電速度など質が向上するとともに、環境負荷の低減に敏感な日本や欧米の自動車メーカーの注目を集めるようになり、平度工場も業績を急速に伸ばしつつあります。
現在、負極材の世界は95%を中国が占め、その他5%を三菱ケミカルをはじめとする外資系3社が競うという状況にあります。また人造型黒鉛が9割を占めるこの業界の中で、三菱ケミカルは敢えて電気効率の良い天然黒鉛を使った技術を生かし活路を見つけている点が特徴的です。今後ともそのユニークな取組みが世間の常識を覆しつつ、同社が化学の更なる進歩をもたらし続けてくれることを期待しています。

三菱ケミカルグループとして中国に24か所ある拠点のうち、自動車用リチウム電池の負極材の製造を担っているのが、2010年に平度市に設立された青島菱達化成有限公司と青島雅能都化成有限公司の2社です。前者が原料となる黒鉛を半加工状態まで製造し、後者がそれを使い負極材を最終製品化しています。と言っても両社の製品はともに黒い粒子であり、外見上は違いがほとんど分かりません。
EV車の需要拡大とともにリチウム電池の各種技術も大きく発展してきました。そのような状況下、三菱ケミカルは2023年に球形化と呼ばれるプロセスを独自技術により高度化することに成功します。これにより従来型より充電速度など質が向上するとともに、環境負荷の低減に敏感な日本や欧米の自動車メーカーの注目を集めるようになり、平度工場も業績を急速に伸ばしつつあります。
現在、負極材の世界は95%を中国が占め、その他5%を三菱ケミカルをはじめとする外資系3社が競うという状況にあります。また人造型黒鉛が9割を占めるこの業界の中で、三菱ケミカルは敢えて電気効率の良い天然黒鉛を使った技術を生かし活路を見つけている点が特徴的です。今後ともそのユニークな取組みが世間の常識を覆しつつ、同社が化学の更なる進歩をもたらし続けてくれることを期待しています。
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