ライト製作所の青島拠点の訪問

令和8年5月20日
 5月14日、斎藤総領事はライト製作所の青島拠点を訪問しました。ライト製作所は光学、半導体 、医療機器などの精密機械を設計開発から製造販売まで一貫して受託生産できる強みを持つ会社として知られています。また手持ち型のオートレフラクトメーター(視力検査装置)の生産量は、世界トップレベルを誇っています。
 2002年に青島に設立された「来易特精密」は、同社にとり海外唯一の生産拠点です。国内外の日系企業を主な取引先として、光学機器、半導体製造装置、医療検査機器、メカトロニクス機器を受託製造し、それら製品は日本向け及び中国市場向けが半々とのことです。特に医療機器業界での高い知名度や、中国ではまだ一般的でない一貫生産体制の評判を追い風に、近年は中国企業からの関心も高まり、診療用寝台機器など先端精密機器の受託が増えるとともに、従来のOEM(設計図をもらい製造のみ担当)ではなくODM(仕様書をもらい設計から担当) が増えるなど受注形式にも変化が見られるそうです。
 ライト製作所の経営理念は「強いモノづくり」、大量生産ではなく少量多品種にこだわることで、はじめて他では真似できない高付加価値が生まれるという信念です。同社の青島拠点での活動状況は、大量生産が当然とされる中国の常識に敢えて挑戦することで、あらためて日本企業の立ち位置が見えることを示す好例と言えそうです。