三菱UFJ銀行青島支店の訪問

令和8年8月19日
 8月12日、斎藤総領事は三菱UFJ銀行の青島支店(中文: 三菱日聯銀行(中国)有限公司青島分行)を訪問しました。同銀行が属する三菱UFJフィナンシャルグループ(以下「MUFG」)は日本最大、世界でも有数の金融グループで、ある構成企業の起源を辿ると、なんと1656年の両替商開業まで遡ることができます。中国で言えば清朝の第3代皇帝・順治帝の時代です! 
 MUFGは海外40か国以上にネットワークを有しているのも強みです。中国では14都市に支店を有しており、その数は日系銀行の中で最多です。2011年に開設した青島支店では、山東省内で活動する日本企業を主な顧客層としています。また同支店は地元政府との連携も密接で、MUFG前会長、現三菱UFJ銀行特別顧問が山東省長の経済諮問顧問を務めているほか、複数の地方政府ともMOUを締結し、日本企業と地元企業とのマッチングなどに積極的に取り組んでいます。
 山東省の場合、多くの産業クラスターが整っていることもあり、特定産業への依存度が大きい他都市と比べ、昨今の状況下でも事業の維持拡大を予定している日本企業の割合が高いそうです。とは言うものの、中国全土で見られる日本人コミュニティの縮小傾向は山東省でも共通であり、青島支店では今後、海外展開を目指す地元中資企業との連携も進めていきたいとの意向です。
 1990年代から本格化した日本企業の対中ビジネスは、時代の推移とともに当初の使命を終え、新時代の環境に応じた新たな関係作りを模索しています。そんな中で青島支店のアンテナは、どうやら「経済大省たる山東省には日本ビジネスにとってまだ活路が十分あるぞ」とのシグナルを力強く発しているようです。日中経済交流の橋渡し・先導役として、青島支店が今後とも「370年企業」の底力を如何なく発揮し続けてくれることを期待しています。