テンタックの青島拠点の訪問

令和8年9月2日
 8月5日、斎藤総領事はテンタックの青島拠点を訪問しました。1972年創業のテンタックはタグ、ラベル、パッケージなどのアパレル用副資材を専門に扱うメーカーです。特にRFIDと呼ばれるICチップ入り識別タグの分野で知名度が高く、日本国内での販売シェアはトップを誇ります。
 中国は沿海地域を中心にアパレル産業が盛んなことから、同社では上海(1994年設立)と青島(2004年設立)に生産拠点を有しています。ともに顧客の二ーズに応じた各種のアパレル用副資材を製造し、中国国内の日系アパレル工場向けを中心に製品を供給しています。青島工場でも主役はやはりRFIDとのことです。
 RFIDは厚さがわずか百分の数ミリという台紙の中に、ICチップと電波を飛ばすアンテナが組み込まれています。絆創膏くらいの小さなサイズですが、これにより在庫管理や盗難防止などの人件費を大幅に縮小することが可能となるなど、その実力は極めて大きいものがあります。今では、店に並ぶ商品に消費者が手を触れただけで、実際に買わなくてもどんな商品に関心を示したかのデータを収集できる技術まであるそうです。
 テンタックはこのRFIDに関し、デザインや材料選びを含むトータルサービスを提供できることを強みとしています。近年は中国アパレル企業の中にも、自社製品のブランドイメージを維持するために、RFIDに限らず日本製の高品質な副資材を希望するところが増えつつあるそうです。
 これまで商品を購入した後は何気なく捨てていたこれら副資材の中に、このような先端技術が生かされていたとは、まさに「目からウロコ」の驚きでした。RFIDの技術は、既にアパレル以外の様々な分野にも応用されているとのことで将来は有望です。テンタックがこれまでのノウハウや技術を生かし、今後更にどのような「小さな巨人」ぶりを発揮してくれるのか、とても楽しみです。